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Archive2021年06月 1/3

眠れる大国インドが目を覚ます日①

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米中二大帝国によって繰り広げられる世界の覇権争いだが、両国に次ぐ第三の国として存在感を増すインドを無視することはできない。数十年後、あるいはそれよりも早くに、インドは現在の中国をも追い抜く可能性を秘めているのだ。 インドのGDPは現在、世界第7位となる2・26兆ドル。アジアでは中国、日本に次ぐ経済規模があるが、その数字だけでは未来の大国のイメージは湧いてこない。インドの潜在能力を示すのは、その人口動態だ。...

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米ロによって三つに分断されるアラブ世界⑤

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この構図から見えるのは、アメリカとロシアによる「油の山分け」だ。アメリカは中東版NATOと、ロシアはトルコ帝国と手を結んでいる。ロシアとトルコは一時期軍事的に緊張状態が続いていたが、短期間のうちに関係が回復し、今では親密な関係を築いている。また、イランはどちらかというとロシア寄りだ。 アメリカとロシアが中東での支配力を強めることで、キリスト教同盟のつながりも強化される。中国もイランとの関係を強化してい...

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米ロによって三つに分断されるアラブ世界④

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しかし事態は欧米権力者たちの思うように進んでいない。ペンタゴン筋によると、大規模な戦争は回避され、いずれ中近東は三つの大きな枠組みに納まるとともに、それにより分断されるという。 三つの地域の一つは、トルコと隣接するシリアとイラクの一部領土を含めた「トルコ帝国」。 二つ目はイランを中心とした「ペルシャ帝国」で、シーア派が多数を占めるシリア、イラク、レバノンを含む。 三つ目はサウジアラビアやヨルダンなど...

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米ロによって三つに分断されるアラブ世界③

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もう一つの目的である石油は、先述の通りアメリカにとっては、絶対になくてはならないものだ。石油がなければ世界最強の軍事力も無効化してしまう。その石油を確保するために、アメリカはサウジアラビアをはじめ産油国の多い中東地域でアラブNATO創設のリーダーシップをとって存在感を強めようという狙いがある。 ただ、このアラブNATOの構想自体はオバマ政権のころからあるもので、欧米権力者たちはこれを利用して第三次世界大戦...

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米ロによって三つに分断されるアラブ世界②

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アメリカは中東においても多額の軍事費を負担している。アラブNATOを結成することで、まずは同盟国にもアメリカの軍事費を負担してもらおうという魂胆がある。さらには、アメリカの強大な軍事力によって敵国の侵略や攻撃から守ることを約束する代わりに、アメリカの武器を同盟国に売り付けるのだ。 先の章で述べたが、トランプは一神教ツアーに実際、サウジアラビアと1100臆ドルの武器売却を含む4000億ドルの商談を成立させている...

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米ロによって三つに分断されるアラブ世界①

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欧米が混乱するさなか、中東でも大きな動きが生まれようとしている。 トランプは先述の一神教ツアーの最初の訪問地サウジアラビアで、「アラブNATO(中東版NATO構想)」の創設を呼びかけた。サウジアラビアやエジプト、ヨルダンなどが参加する、スンニ派の安全保障連合を作ろうとしているのだ。 アメリカはなぜ、中東でこのようなリーダーシップを発揮したがるのか。 答えは「カネと石油」だ。...

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メラニア夫人がサウジで頭を隠さなかった理由④

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2016年2月には東西分裂1000年ぶりにローマ法王とロシア正教キリル総主教が会談、「すべてのキリスト教徒の団結」をうたった「キリスト教同盟」の母体が誕生した。また先述通り、トランプもアメリカ軍上層部に影響力を持つキリスト教の騎士修道会「マルタ騎士団」の支援を受けている。これらはつまり、トランプの裏にいるアメリカ軍と、プーチンの裏にいるロシア正教が手を組んだということでもある。トランプとその背後にいるグル...

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メラニア夫人がサウジで頭を隠さなかった理由③

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誰に向かって発信してきたのかというと、その相手はロシアだ。 無神論を掲げていたソ連ではかつて、宗教弾圧が行われていた。ロシア帝国の国教だったロシア正教の教会を礼拝し、教会の指導者に対して敬意を表する様子を国営放送で流すなど、このところロシア国民のアイデンティティーをロシア正教に求めるような動きも見せている。 ロシアの憲法では政教分離が掲げられているが、プーチンはトランプの一神教ツアーと同じ時期に行わ...

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メラニア夫人がサウジで頭を隠さなかった理由②

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そのような経緯がありながら、トランプが「髪を隠さないメラニア大統領夫人」を公の場に登場させたのには理由がある。 メラニアはその後、嘆きの壁の前でも頭をそのまま出していた。ところがローマ法王に会ったときには、黒いベールを頭に身に着けていたのだ。ローマ法王と謁見する際に女性は黒いドレスとベールを身に着けなければならない。メラニアの横に並ぶトランプの長女・イヴァンカは、結婚を機にユダヤ教に改宗しているが...

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メラニア夫人がサウジで頭を隠さなかった理由①

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トランプの一神教ツアーでは、トランプ夫人のメラニア・トランプが、サウジアラビアの訪問時に髪の毛をスカーフで覆わずに公式行事に参加したことも大きな話題を呼んでいた。イスラム圏では一般的に、女性は夫以外の男性の前では髪を覆うことになっている。メラニアに批判が殺到してもおかしくないところだが、現地報道が異様なくらいにメラニアのファッションを褒めたことで、批判派の声はそれほど大きくならなかった。 それより...

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