Archive2022年04月 1/3
「超人軍団」がわれわれを家畜にする最悪のシナリオ④
こうした技術を一部の人たちだけが持ち、陰で利用するのは、一般の人たちにとって不幸でしかない。最悪なのは、「超人軍団」が現れること。飛躍的に優れた腕力や知識を身につけた新種の生き物が、われわれ普通の人間たちを家畜として服従させるというシナリオだ。これを避けるために、こうした知識を一刻も早く普及させなければならない。 もちろん、「僕は生まれたままでいいや」と言う人もいれば、「わたしは〇〇の遺伝子を入れ...
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「超人軍団」がわれわれを家畜にする最悪のシナリオ③
世界のお金の流れの根幹を握っている連中は、人類を「家畜人間」と「管理人間」に分けようとしている。自らは超人になって何千年も生きる一方、一般の家畜人間はバカになるように仕向けたい。先ほども例に挙げたが、ヘンリー・キッシンジャーの「将来的に、一般の人がわれわれに刃向かうのは、ヒツジが農夫に刃向かうのと同じくらい不可能になる」状況が生まれている。彼らはロイヤル・レイモンド・ライフの治療方法も使っているは...
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「超人軍団」がわれわれを家畜にする最悪のシナリオ②
「これは凄い!木を切っても割れないし、戦争やったら強いぜ」 発明した人はバラ色の気持ちになるが、石で刃物をつくっている人は面白くない。「おれは一流の石工技術を持っているんだ。あの野郎をのさばらしておくわけにはいかない」 石打職人や磨き職人は憤慨し、中には「殺しに行こう」とか「わなにはめよう」などと言い始める人が出る。今の同じような現象が起きているのではないか。人を健康にするはずの医療分野も例外ではな...
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「超人軍団」がわれわれを家畜にする最悪のシナリオ①
問題は、これらの技術を一部の人たちが独占し続けるか、それともみんなで使えるようにするかである。あらゆる発明は社会を豊かにし、人類を幸せにできるはずである。しかし、一部の支配層はそれらを独占し、民衆を支配する道具として使おうとする。 既得権益を持つ人たちはこれまでも、一般市民のためより自分たちの利権を優先してきた。たとえば石器時代、われわれは石で刃物をつくっていた。オノでもナイフでも。あるとき、誰か...
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動物の遺伝子を加えることで超人になれる③
そうなると、いろいろな種が生まれる。サーファーはイルカの遺伝子を入れるようになって海に住んだり、パラグライダー乘りはオオタカの遺伝子を入れて空を舞ったりといった具合に、まったく新しい生き物として存在するようになる。 機械と人間が混ざるようにもなる。サイボーグの誕生だ。すでに、ネズミの脳みその細胞で動くロボットが作られる状況になる。もちろん、人間の脳を入れることも可能だ。SFの世界が現実のものとなりつ...
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動物の遺伝子を加えることで超人になれる②
すでにペットショップへ行くと、光る魚や光るウナギが売られている。もう現実に、市販されているのだ。これらはホタルイカの遺伝子を移植したもの。ブドウとリンゴのハーフの果物も売っている。これは単なる掛け合わせではなく、遺伝子組み換え技術によって実現した。 動物の遺伝子を人体に組み込むことができるようになれば、「超人」が誕生する。たとえば、ワシの目を持った人間。普通の人間の何十倍もよく見える目を持った人間...
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動物の遺伝子を加えることで超人になれる①
人間が本来の能力の枠を超えることはできないだろうか。自動車やバイクに負けない速さで走ったり、自らの力で空を飛んだりといった具合に。これも夢物語ではなくなりつつある。 実際、ネズミの背中から人間の耳を生やすことに成功している。人間の遺伝子をネズミの細胞核に移植して育てたものだ。再生医療の研究は進んでおり、あなたが耳を失えば、新しい耳をつくってもらえるところまできている。...
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遺伝子組み換え技術で不老不死も可能に⑥
人が永遠に生きる方法はほかにもいくつか考えられていて、自分の脳をパソコンにダウンロードする方法や、身体を冷凍保存する方法などがある。今の技術では間に合わなくても、将来技術が進歩したときに復活させて処置してもらおうというものだ。一部の人たちはせでに行っている。「長生きしたい」と言っても、みんな若いピチピチのままで生きたいはずだ。十八歳や二十歳の身体で何千も。そうしたことは決して夢ではないはずだ。...
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遺伝子組み換え技術で不老不死も可能に⑤
患者の細胞核を卵子に移植して得た幹細胞は「クローン胚」と呼ばれ、患者と同じ遺伝子を持った細胞や組織、臓器をつくることができる。自分の細胞と同じ性質だから、移植しても拒絶反応が起きない。これで新しい臓器をつくれば、不具合の起こした古いものと取り替えることができる。しかし、受精卵からつくるので、実現には微妙な問題をはらむ。 そこで、京都大学の山中伸弥教授は、二〇〇七年、人の皮膚細胞から幹細胞と同じもの...
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遺伝子組み換え技術で不老不死も可能に④
「幹細胞」という言葉を新聞などで見たことがあるのではないだろうか。身体の組織や臓器の元となる細胞で、卵子が受精したばかりの状態では、胚性幹細胞(ES細胞)とも呼ばれる。初期の胎児で、受精卵が数回分裂した段階にあり、目も、足も、臓器もない状態になっている。だから、何にでもなれる。脳みそになるか、皮膚になるか、骨になるかは、後でもらう信号によって決まる。この幹細胞を人工的につくれるようになった。...
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