Archive2022年10月 1/4
「神の脳」プロジェクトは全人類のために使うべき②
地球外の者がわれわれの社会を監視していたとしても、今のコンピューター技術の進歩の速度を考えれば、永遠にわれわれが劣っているとは限らない。ひょっとすると、すでに互角になっている可能性もある。世界の英知をばらばらに隠し持つのではなく、人類のために合わせることができれば、人類全体は神様になれるのではないだろうか。...
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「神の脳」プロジェクトは全人類のために使うべき①
シミュレーテッド・リアリティーの世界では、住民の意志で中身を変えることができる。自由自在に。誰かがつくったプログラムから、自分たちでプログラムをつくる立場になり得る。だから、これから起こる「カンブリア大爆発」的なことも、自動詞的に「産卵」と表現したほうが正しい気がする。...
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宇宙の住民は人類に期待している⑤
しかし、こうして自分たちの文明を押しつけるだけなら、またアメリカ人が生まれるだけである。それよりも、そのまま放っておいて彼らがどう発展するか見たほうが面白いのではないか。少なくとも、仕掛けた連中が物質文明には飽き飽きして、その反省から宇宙に逃れたのなら、なおさらのこと。地球レベルでそのような実験を始めると、やがて監視対象の地球人は森から出て、新しい文明をつくり、ある程度まで発達すれば、また宇宙に出...
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宇宙の住民は人類に期待している④
それらに依存させたところで、後で元金を利子とともに取り立てる。集落内の「勝ち組」は、缶詰のほかにコカ・コーラやシャンプーを仕入れたいと言い始める。すでに集落のみんなはこれがないと生活できない状況が生まれている…こんな展開が予想される。そうして邪魔者がいなくなるのでその地域の資源は闇の支配者たちのものとなる。...
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宇宙の住民は人類に期待している③
たとえば、現在のわれわれがある未開民族を試そうとしたとする。飛行機で彼らの村を探してそうしてしばらく鍋や包丁などの生活費を落とす。最初は矢などで飛行機を攻撃するがそのうち、その飛行機を警戒しなくなる場合が多い。 送り込んだものに盗聴器をつけてその人たちの言語を分析する。そうして、たとえばアマゾンの先住民が暮らす集落へ宣教師を送り込んで、缶詰などを配る。宣教師たちがすべての世界の言語に聖書を訳してみ...
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宇宙の住民は人類に期待している②
地球外の生命が地球上の文明を潰したり、あるいは逆に新しい技術を伝えたりしないのは、どういった理由からだろうか。自分たちの文明をしのいでほしくないという動機もあるかもしれないが、彼らはすでに高度な文明を持っているから他で活動できるのだし、人類を完全に滅ぼすことだってできるはずである。 わざと生き残らせたのは、自分たちも知らない技術や制度など、新しいものがほしいからと考えられないだろうか。つまり、人間...
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宇宙の住民は人類に期待している①
前の章でインドの古代史が封印されている話をした。インダス文明の歴史を見ただけでも、人類は何度も文明を起こしては滅びるということを繰り返してきたことがうかがわれる。地球に大量の隕石が飛んできて、海の生物の九割が死んだ痕跡があるとの主張や、恐竜が絶滅したのは外部要因からではないかとの指摘も根強い。これはもしかすると、宇宙の住民…彼らは生粋の宇宙人か一足早く地球を離れた人類かわからないが…が新しい要素を地...
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この世界は壮大な「社会実験」かもしれない④
封建制や民主主義、共産主義という各種統治制度の行く末も、壮大な社会実験と言える。事件や動乱に満ちたわれわれの近代史は、まさにシミュレーションかもしれない。ことごとく試されているようにも見えるからだ。...
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この世界は壮大な「社会実験」かもしれない③
人間の社会構造も、同じように試行錯誤を繰り返す模擬実験場として解釈することができる。たとえば、中東の国イエメンや中国の農村に行くと、水田の真ん中に塔が立っている。収穫の時期になると、誰かがそこで二十四時間監視しているのである。日本の場合、農家同士が緊密に付き合っているため、集落内で盗み合うなどということはない。だましたり、襲ったり、和解したりを果てしなく繰り返すうち、協調するほうが得策だと気づいた...
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この世界は壮大な「社会実験」かもしれない②
われわれが進化の歴史を振り返るときも、模擬現実性を感じることがある。 たとえば、自然界では、植物と動物が、捕食者と被食者が巧妙な駆け引きによって淘汰されてきた。 ある花はきれいな花弁をつけることで生き残った。チョウを魅了し、花粉を遠く運んでもらえたからである。またチョウは鳥についばまれないよう保護色を帯びたり擬態変化を勝ち取った種が残った。雄の鳥は羽がきれいだが、雌は鮮やかで大きな目立つ翼を持った雄...
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