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株価の「史上最高値」にだまされるな!②

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mistoshi
では誰がどのようにして、株高を演出しているのか。
その「首謀者」はすでに明らかになっている。欧米、そして日本の中央銀行である。
中央銀行とは、国、あるいは地域の金融機関の中枢に位置する銀行で、一般な銀行とは役割が異なる。一般的にその役割は三つあるとされている。①通貨発行権を行使し、通貨を発行すること。②「銀行の銀行」として、民間の銀行にお金を貸したり、民間の銀行からお金を預かったりすること。③「政府の銀行」として国庫金を預かること。本来、この役割をしっかり果たして国の経済全体をコントロールしなければならないのが中央銀行だが、実際には暴走して、この三つの役割を「権力」に置き換えて乱用しているのが各国中央銀行の実態である。
各国の中央銀行が株高演出のためにやっていることは何か。まずはアメリカの中央銀行であるFRB(米連邦準備制度理事会)から明らかにしよう。
他に中央銀行と同じく、FRBも通貨発行権を持っている。アメリカの通貨発行権とは、要はドル紙幣を刷る権限だ。古い紙幣を回収し、新しい紙幣を流通させることで、市場全体のドルの量をコントロールする役割が与えられている。ドルの発行量を増やすと理論的にはアメリカの人のドル資産は増えるが、相対的にドルの価値が薄まるので、度を超えて発行し続けるとやがてインフレーションが発生する。ただ闇雲にドルを発行すればいいというものではないところに金融政策の難しさがある。紙幣の流通量のコントロールに失敗すると、経済がバランスを失い、やがて失速し始めるのだ。
FRBは2008年のリーマン・ショック以降、量的緩和(量的金融緩和政策)を進めるために大量のドルを刷り続けた。お金をいうものは働いて得られるものだと思っている人には不思議に映ることだろう。発行者は、自分たちで「欲しい」と思ったときにお金を刷ることができ、それを使って買い物をすることもできる。まるで無から財を生み出す打ち出の小槌のような話だが、これこそが今の金融資本主義の大きな欠陥でもある。中央銀行は、自分たちで「これが100ドル」と書いた本当は価値のない紙を、大衆に配ってだましているにすぎないのだ。本来ならば、通貨を発行するからには紙幣の担保となる何かを持っていなければならない。例えば、金(ゴールド)が担保なら、1万ドル分の紙幣をいつでも1万ドル分の金と交換できなければならないが、実のところ彼らは金を持っていない。子供が紙切れに1万円と書いて、「はい、これ1万円」と渡してくる行為と何ら変わらないのに、それがまかり通っているのだ。
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