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プエルトリコ破綻でアメリカ倒産もカウントダウン①

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mistoshi
2017年5月3日、アメリカの自治領であるプエルトリコが破綻手続きに入った。すべに2年前にデフォルトを宣言していたプエルトリコの債務は740億ドル。これは2013年に財政破綻したデトロイト市の約4倍にも上る額だ。
カリブ海に浮かぶ小さな島、プエルトリコは、面積でいえば日本の鹿児島県ほどの大きさしかない。そこに暮らすのはおよそ350万の人々。亜熱帯の温暖な気候に恵まれ、サトウキビやコーヒー、パイナップルなどの栽培が盛んだが、主要産業は観光業。ビーチにはバカンスで訪れる観光客も多い。
GDPは1000億ドルあまり。人口も経済規模も、アメリカの1%に満たない地域だが、私はプエルトリコの破綻がアメリカ倒産につながる重要な分岐点であると考えている。メディアは報道規制を敷いているのだろう。プエルトリコの破綻を淡々と報じるのみで、その影響範囲は小さいとまでいっているが、この問題は未来の歴史学者たちが「アメリカ史の分岐点」と振り返るであろう重要な意味を持っているのだ。
プエルトリコ経済に暗雲が垂れ込めるようになったのは、2008年のリーマン・ショックからだと言われている。景気の悪化で観光客が減り、税収も減った。債務を返済できなくなり破綻したというわけだ。しかし実際にはそれ以外の要因もある。プエルトリコはアメリカ本土とは異なる優遇税制が敷かれていたことから、多くの多国籍企業がこの島に進出していた。プエルトリコで製薬業が盛んなのはそのためだ。しかし90年代後半から優遇措置は徐々に縮小、あるいは廃止され、メリットのなくなった企業が一つ、また一つ撤退していったのである。
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