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通貨切り下げでドルを「国内用」と「国際用」に分断①

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mistoshi
崖っぷちに立たされたアメリカだが、打つ手がなくなったわけではない。これまで封印してきた禁断の一手は「通貨切り下げ」である。
通貨切り下げとは、自国通貨の交換レートを意図的に下げる金融政策の一つだ。相対的に輸出品が安くなって輸出量が増えるため、輸出国にとっては自国経済を潤わせることができる有利な政策だ。
しかし安い輸入品が入ってくる他国にとっては、必ずしもいいことばかりではない。例えば、これまで1000ドルで入ってきた輸入製品が500ドルになる。消費者にとっては嬉しい話だが、国内のライバル業者にとってはひとたまりもない。価格競争に勝てず、やがて産業も衰退してしまうことになる。
そのため、通貨切り下げは自国に有利な反面、他国からの反発が大きいというデメリットがある。これまで通貨切り下げを実施することで輸出を伸ばしてきた中国に対しては、トランプも「アメリカの産業の衰退は中国のせいだ」と名指しでの批判を繰り返してきた。そのトランプが、今通貨切り下げを実施せざるを得ない状況に追い込まれているのだから皮肉なものである。
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