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宇宙は多次元世界

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mistoshi
宇宙は多次元世界…「量子論」が提示する宇宙の実相
 私たちは、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚の五つの感覚器官を通じて外界から入ってくる様々な情報を精妙な神経回路を形成する大脳により処理し、統一的な全体像を構成し世界を認識している。
 そして私たちの感覚器官が、知覚した世界を確かに実在する世界として認識している。
 しかし、科学的知識が呈示する世界と、私たちの知覚的経験の認識する世界との間には、実に大きな隔たりがある。
 私たちが、五感という感覚器官を通し得た情報を大脳の情報処理機構により構築した世界は、宇宙の実相からみるなら、宇宙全体像のほんの一かけらにも満たない。
 私たちが、確かに存在していると日常感知している物質の根源的世界(極微世界)を辿るなら、現代物理学の「量子論」の世界に行き着くこととなる。
「量子論」が呈示するところでは、「一つの物体は、同じ時刻に複数の場所には存在できない」というごく一般的な常識は通用せず、「一つの物体は、同じ時刻に複数の場所に存在している」のであり、これは、決して一つの物体が複数に増えるわけではなく、「物の存在」とは、本来複数の場所に「共存状態」にあるものであるという。
 また、真空の中では、真空のもつエネルギーのゆらぎにより、素粒子が生まれては消えているという。
 そしてこの素粒子を「点状」の粒子ではなく、長さを持つ「ひも」と考える「超ひも理論」が注目されて久しいが、この「超ひもひも論」の示唆するところでは、私たちの世界は10次元空間の中に浮かぶ一枚の膜だという。
 なお、この「超ひも理論」ですらいまだ完成しているわけではない。
 現代科学が教示するところでは、宇宙の始まり自体、時間も空間のない「無」のゆらぎから生まれ、超ミクロ宇宙は、わずかの間に10の何十乗倍という急激な膨張を起こし(インフレーション)、次いで、宇宙は物質とエネルギーに満ちた超高温・超密度のビッグバン宇宙となり、我々の銀河系が百二十億年前くらいに誕生したとされている。
 物理学者の和田純夫博士は「いくらわれわれの日常感覚とずれたとしても、『これがこの世界の実体である』と量子論が教えてくれるものが実体なのだと受け入れる。それが、科学的な態度というるのではないでしょうか」(『ニュートン』2006年7月号)と述べている。
 理論的物理学者の示唆する宇宙観は、あまりに私たちの認識能力を超えた世界である。
 私たちの五感で感知されない世界が、存在していないという結論に達するのは、「科学的な態度」ではなく、宇宙の実相を見誤ることとなってしまう。
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