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アフガン侵攻によるユ-ラシア回廊の争奪戦.1

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mistoshi
9・11同時多発テロを口実とした米国のアフガン攻撃目標は、何であったのか?アメリカは、世界貿易センターと国防省が攻撃された数時間後に、オサマ・ビランディンが指導するアルカイダが、9・11の首謀容疑者だと断定して、その後ビランディンを保護するアフガニスタンのタリバン政権をテロ国家と団体し、アフガン攻撃に踏み切り崩壊に追い込んだのである。
9・11テロの首謀者とされたオサマ・ビランディンとは、何者であったのか?
カナダ・オタワ大学教授のミシェル・チョスドスキー氏(グローバリゼーション研究センター長)は、「オサマ・ビランディンは、ソ連・アフガン戦争の間に『皮肉にも、ソ連の侵略者と戦うために、米国中央情報部(CIA)の援助のもと』で雇われている」(『アメリカの謀略戦争』)と述べ、オサマ・ビランディンは、「CIAの申し子」であったとしている。CIAは、ソ連のアフガン侵攻時(1979年~1989年)に、パキスタン軍統合情報局と組んで、アフガンの「黄金の三日月地帯」の麻薬取引により得た資金で「イスラム・ジハード」を支援(ブレジンスキー戦略)した。
CIAは、「イスラム・ジハード」支援のため、サウジアラビア政府を通じてオサマ・ビランディンを雇いアルカイダを産み落としたと言われている。9・11テロ事件の地下水脈でCIAはアルカイダとどのような関係を維持していたのだろうか?
米国のアフガン侵攻の真の理由は何であったのか?国際政治評論家・ジャーナリスト等は、その真の理由を次のように教示している。
①カスピ海沿岸の石油・天然ガス資源の争奪
②軍事地政学上(ユーラシア回廊)の拠点の確保
③アフガンの「黄金の三日月地帯」の麻薬の巨大ビジネス支配。
以上が、アフガン侵略の主要な理由であるが、カスピ海油田の争奪について、その背景を探ってみたい。
米国アフガン侵攻の理由の一つとして挙げているのが、カスピ海沿岸の石油・天然ガス資源の争奪戦である。2001年9月11日テロ事件の起こる2年半前の1999年3月14日アメリカ連邦議会は「シルクロード戦略法」を承認した。同法の目標は、イスラエルをパートナーとして黒海から中国国境地帯までのユーラシア回廊地帯の「自由貿易地帯」を作り出し、同地域のロシア・中国・イランの経済的支配権を牽制して石油・天然ガスなどのエネルギー資源を独占的に支配していくことにあったという。(『アメリカの謀略戦争』)
「シルクロード戦略法」によるユーラシア回廊地帯の経済的覇権のパートナーは、「イスラエル」にあるという点が、この戦略に秘められた意図であろう。ユーラシア回廊の油田・天然ガス埋蔵量は、ペルシャ湾岸地域の埋蔵量に匹敵するといわれている。米国は、アフガン侵攻以前に、すでにカスピ海周辺部を含むユーラシア回廊の拠点確保を意図していたのである。米国は、パキスタン軍統合情報局を通じて旧ソ連邦・中東・中国・インドのイスラム反乱を背後で支援し、この地域の民族社会の崩壊を画策し、虎視眈々とユーラシア回廊の拠点確保に勢力を注いできた。
チャルマーズ・ジョンソン氏は、米国の著名な国際政治学者で、1967年から1973年にかけてCIAの国家評価局の顧問をしていた人物である。同氏はアメリカの全世界に張り巡らされた軍事基地ネットワークを通じて世界を支配しようとするアメリカ帝国主義について、「ユーラシア大陸南部の石油資源豊かな地域では、地域全体をアメリカの覇権下に置こうとして、コソボやイラク、アフガニスタン、パキスタン、中央アジアに前哨基地を建設中である。いまのところ、イランだけがアメリカの努力の影響を受けていない。アメリカがこうしたことをするのは、…アメリカの石油のため、イスラエルのため、国内政治のためにそれをやったのである。…われわれが自ら認めた新ローマ帝国という使命を達成するために」(『アメリカ帝国の悲劇』)と述べている。
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