FC2ブログ

大和証券のウラ②

0 Comments
mistoshi
佐高 真部が描いていたの?
朝堂院 真部は天才なんですよ、贋作の。それでものすごい財産を築いたんですよ。見事な贋作です。わしも川崎定徳の佐藤茂のところに行ったときに見てね、「おお、梅原やな」って言ったの。梅原のバラの絵がかけてあった。
佐藤が「会長、よろしければこれ、差し上げますよ」と言ったわけですよ。「いや、いや、そんなものもらうわけにはいかんわい」と言って、それはもらわなかったんだけど。それも真部の贋作なんですよ。それと同じものを大和証券の菊一は、梅原だけじゃなくいろいろな画家のものを八重洲画廊から買って、菊一が10%もらっていたわけ。2億買ったら2000万もらえるわけや。菊一はもうなんぼでも買うぞとなっていたわけです。
それで土井が飛ばされるとき、たまたまわしがその贋作の話を聞いたわけ、真部と一緒にやっている画廊から。よし、これで勝負できるとわしは思ったから、副社長の軽部(昭三)とかね、それからなんとかいう、一橋を出たやつで…。
佐高 千野っていうやつもいたでしょう。
朝堂院 千野宣時や。千野や細井(幸夫)ら副社長やとにかく役員を全部読んで。「(菊一が)この絵を買っているのはおまえら、知っているのか」ってわしが言ったら、「知っています。絵は買っています」と。それで「これらは八重洲画廊と裏で取引しているだろう」と言ったら「いや、そんなの知りません」と。
「それ全部、こっちに資料があるぞ」と一人、一人をわしがおどかしたわけ。役員全員がそんなことをやっているんですかとびびった。
最後に栗田を呼んだ。「栗田、おまえこれ知っているのか」って。栗田は「八重洲画廊から買っていますね」と。「くれ贋作じゃないのか。何十億やないか。どないするんだ。こんなものを表へ持って出たらどうすんのや」と言うと、「本当ですか」と。俺がそれを証明してやると言ってガツンとやった。
それで土井派の役員が一人だけおったんですが、それがチャキチャキとシールを貼っていって、全部土井派一本にしてしまったんですよ。一か月で。それまで全部、菊一派だったのを全員。一番かわいがられていた栗田まで。
佐高 栗田も変わったの。
朝堂院 栗田も土井派になった。それで臨時役員会を開いて菊一は退陣。次の社長は土井になっちゃった。一か月半ぐらいの見事な勝負でしたわ。わしもびっくりした。土井はもう有頂天になって喜んだ。
しかしそれは、当時の大蔵省の証券局長や野村証券やらいろいろ動かして、行政的にも辞めさせるための絵を財界が描いたのもある。だから簡単にあれは片付いたんですよ。絶対に崩れない盤石な菊一体制を一か月で崩しちゃった。(後略)
スポンサーサイト



mistoshi
Posted bymistoshi

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply